2023年4月19日に北米ストアでリリースされた『Afterlife VR』($14.99)の概要と感想。
『Afterlife VR』とは?
プレイヤーは新人警察官のアダム・ベルンハルト。妹のアリソンが入院しているブラックローズ精神病院を探索するVRホラーアドベンチャーゲームです。ハンドガンとテレキネシスを使う戦闘もあります。
『Outlast』っぽいライト&電池のシステムもあります。暗くて不気味な精神病院でライトを失う恐怖が感じられます。
難易度はイージー/ノーマル/ハードがあり、死んでも近めのチェックポイントから再開されますので難しいゲームではありません。
操作
左スティックで移動、右スティックでカメラ操作。
左スティックと右スティックを前に倒すとダッシュ。
プレイヤー自身がしゃがむとしゃがみ。
□or×長押しでインベントリを開き、手を近づければアイテムを持ちます。
良かったところ
しっかり怖い
クリアまで1時間30分程度でしたが、しっかり怖かったです。これはホラーゲームとして良くできているというわけでもなく、夜中に不気味な精神病院を歩くVR体験の怖さです。怖がらせる仕掛けがなくても歩くだけで怖い。
ジャンプスケアが少ないところはセンスが良いと思いました。不気味な精神病院を歩くだけで怖いですから、ジャンプスケアを多用されると安っぽくなるところでした。
意外と良かったグラフィック
$14.99ですしスクリーンショットを見る限りはショボく感じましたから、グラフィックには期待していませんでした。でも意外と良かったです。特別褒めるほどではないのですが、期待していなかっただけに意外と良くて満足できました。
VRゲームは広い場所、自然、遠景をキレイに描くのは難しいですが、建物内はそれなりに本物っぽく描けます。その優位性を感じたグラフィックです。人物はショボいですけどね。
不気味な精神病院を歩く恐怖を損ねないグラフィックでした。
軽めの探索&パズル
良かったところか気になったところか微妙ですが、軽めの探索&パズル要素です。ほとんど迷うことはないですし、パズルと言えないレベルの簡単な仕掛けしかありません。
ゲーム性は低くても歩き回っているだけで恐怖が感じられますから、探索&パズルで足止めしないのは良いと思いました。
気になったところ
戦闘がショボい
ハンドガンやテレキネシスでの戦闘がありますが、かなりショボいです。
敵のグラフィック&モーションがチープですし、銃撃の手応えもショボいです。せっかくホラーゲームとして雰囲気が良いのに、ショボすぎる敵と戦闘が雰囲気を損ねてしまっています。
1時間30分でクリア
$14.99ですからボリュームは求められませんが、1時間30分のホラーアドベンチャーだと物足りなさは感じます。
リプレイ性も低いです。
日本語未対応
日本では発売されていませんから文句はありませんが、8ヵ国語に対応している中で日本語には未対応です。
まとめ
- グラフィック:★★★☆☆
スクリーンショットを見た感じですと、かなりショボそうだなと思いましたが、意外に悪くなかったです。
VRゲームは広い場所、自然、遠景をキレイに描くのは難しいですが、建物内はそれなりに本物っぽく描けます。でも人物はチープに感じます。 - ストーリー:評価不能
日本語に未対応なので評価不能。 - 酔い度:★★★★☆
左スティック自由移動、右スティックでカメラ操作のゲームですから酔いやすいとは思います。でも激しい移動はありません。 - 総合:★★★☆☆
不気味な精神病院を探索するというVR体験の怖さがしっかりあり、VRの「そこにいるだけで怖い」という強みに助けられているゲームです。ホラー体験としては悪くないです。
戦闘がショボすぎますし、$14.99だから仕方ないとはいえ1時間30分ですし、さほど高く評価できるものでもないです。1時間30分のホラーアドベンチャーとしてそれなりの形にはなっています。
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