『ファンタビジョン202X』の概要と感想

ソフトウェア

PS5/PSVR2の『ファンタビジョン202X』をプレイしました。

非VRとVRの両対応

このゲームはPSVR2専用タイトルではなく、PS5ゲームとして非VRでもプレイできます。

ちょっと混乱したのは、PSVR2Senseコントローラーでゲームを起動したら反応しなかった事です。DualSenseコントローラーでVRモードを起動してからPSVR2Senseコントローラーが有効になりました。

PSVR2モードの特徴

ゲームモード・ゲームルール・トロフィーは同じです。

PSVR2モードでは、自分がVR世界に入り、宙に浮いた状態で画面の切れ目なくプレイします。
花火の火の粉が降りかかる感覚もあります。
自分は定位置ですから、酔いにくいVRゲームだとも思います。

大きな違いはPSVR2Senseコントローラーでの操作です。
このゲームは同じ色の花火玉を3つ以上「キャッチ」して、「フラッシュ」で爆発させるのが基本となります。

DualSenseコントローラーの場合、左スティックでラインを表示させて、ラインと花火玉を重ねたところで×ボタンを押してキャッチします。
PSVR2Senseコントローラーでもスティックは使えますが、PSVR2Senseコントローラーからレーザーが伸びていて、そのレーザーを花火玉に当てて×ボタンを押してキャッチできます。二刀流も可能です。

操作精度が非常に高くて、微妙なズレや違和感は一切感じませんでした。PSVR2Senseコントローラーの精度の高さを実感できました。
そしてスティックよりも楽しいです。文字通り自分で「キャッチ」している感覚があり、操作の手応えを感じやすいです。
スティックよりも直感的かつ瞬時に合わせやすいですから、PSVR2Senseコントローラーの方がゲームプレイしやすいとも思いました。
シューティングゲームをやっている感覚が強くなったのも感じます。

×/□ボタンでキャッチ、○/△ボタンでフラッシュがデフォルト設定ですが、自由に変更できます。

ゲームモード

ゲームモードはシンプルです。

  • 1P(イージー)ゲーム 8ステージ
    -ダイナミックモード
  • 1P(ハード)ゲーム 8ステージ
    -ダイナミックモード

イージーかハードでの全8ステージ。
ダイナミックモードは花火玉との距離が近くなるモードで、迫力は増しますが全体を見渡すのが大変になります。

ステージクリアするとリプレイの保存が可能です(最大10個)。
リプレイでは4種類のカメラを切り替えて鑑賞可能です。VRで花火鑑賞は面白いアイデア。

数ステージクリア毎にムービーも見られます。
意味はよくわかりませんでした。

VRの味付けは良い

非VRとVRの両対応である本作。VRの味付けは良いです。

特に重要なのがデメリットを感じなかった事です。「臨場感があるけど操作しにくい・見にくい」とかいうデメリットがないのが素晴らしいところです。むしろPSVR2Senseコントローラーの方が操作しやすくて、「キャッチ」するという操作の手応えも感じやすくて楽しさが増しました。
ただ、腕はめっちゃ疲れます。

でも結局のところ『ファンタビジョン』というシューティングパズルゲームをやりたいかどうかであり、VRゲームとして新しく生まれ変わったものではありません。『ファンタビジョン』は『ファンタビジョン』のままです。

3,520円という価格は強気というか、新規を取り込んで広く売ろうというよりファン向けの価格にも思えます。
基本ルールはシンプルで人を選びにくいジャンルですし、酔いにくいVRゲームでもありますから、お気に入りに入れておいてセールやカタログ入りを待つのも良いかと思います。

オリジナルの『ファンタビジョン』はPS2発売から5日後に発売、そして『ファンタビジョン202X』はPSVR2のローンチに発売というのは面白い展開です。
SIEから正式ライセンスを受けて株式会社コスモマキアーが開発したとの事ですが、今後もSIE(SCE)のIPが外部開発によって復活するのかどうかも気になるところです。

コメント

  1. gate io より:

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