【Circana】【Gfk】【ファミ通】世界各地でPS5が販売台数1位となり2023年はPS5が圧倒

販売数・データ

予想通りPS5が家庭用ゲーム機の覇権を握る展開になりました。

欧米ゲームハード販売台数

年月 アメリカ(Circana) イギリス(GfK)
台数1位
欧州
※英・独は含まない
台数1位
台数1位 金額1位
2022年1月 PS5 PS5 Switch Switch
2022年2月 Switch Switch Switch Switch
2022年3月 Switch Xbox Series X|S Xbox Series X|S Switch
2022年4月 Switch PS5 PS5 Switch
2022年5月 Switch Switch PS5 Switch
2022年6月 Switch PS5 PS5 Switch
2022年7月 Switch PS5 PS5 Switch
2022年8月 PS5 PS5 PS5 Switch
2022年9月 PS5 PS5 PS5 Switch
2022年10月 PS5 PS5 PS5 PS5
2022年11月 PS5 PS5 Switch Switch
2022年12月 Switch PS5 Switch Switch
2023年1月 PS5 PS5 PS5 PS5
2023年2月 PS5 PS5 PS5 PS5
アメリカ

PS5は2005年2月のPS2の販売記録を更新して過去最高、台数と金額で1位。
台数2位はSwitch。
Hardware, Hogwarts push February spending up 6% | US monthly charts | GamesIndustry.biz

イギリス

PS5が前年比316%増、前月比27%増という驚異的な伸びを見せて1位を継続。
Switchは前年比29%減、前月比15減%ですが、満6年を迎えてハード末期ですから減少は驚くことではありませんと書かれています。
PS5 sales surge in January, but game sales fall | UK Monthly Charts | GamesIndustry.biz

ヨーロッパ

PS5が前年比で5倍となり1位、2位のSwitchの2倍という大幅な伸びを記録しました。
Switchは28%減ということですが、イギリス同様にハード末期だから減少するのは普通であり、驚くことではありません。
Hogwarts Legacy is Europe’s fastest-selling game (that isn’t FIFA) for a generation | European Monthly Charts

日本

2023年は日本でもPS5が大幅に伸びています。
PS5が日本で一定の需要を満たした後、60,478円(税込)という価格の重さで鈍る可能性も十分あり、まだ月単位でSwitchの再逆転はあるかと思います。

PS5 Xbox
Series X|S
Switch
1月9日~ 44,113 1,052 74,690
1月16日~ 42,152 945 51,587
1月23日~ 62,908 1,265 51,108
1月30日~ 93,026 14,644 55,736
2月6日~ 93,574 3,935 55,025
2月13日~ 88,653 6,600 48,896
2月20日~ 91,729 727 61,384
2月27日~ 78,412 848 66,525
3日6日~ 64,869 2,887 59,901
3月13日~ 40,411 555 49,585
3月20日~ 38,964 583 54,653

ハード週間販売数 を含む記事の検索結果 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

世界各地でのPS5の売れ方が大幅に伸びており、半導体不足で生産できなかった時期の分を倍返しで一気に発散しているようです。
生産増を期待していたとはいえ、これほど驚異的な伸び方をするとは予想外でした。

SIEと任天堂のピークがズレる

過去記事に書いた予想通りの展開になりました。
日本でコケたPS5が余裕で家庭用ゲーム機の覇権を獲る理由 | PSVR2非公式ブログ
家庭用ゲーム機は5~8年で必ず世代交代します。Switchが満6年目を迎えて販売台数が減少する時期に、PS5は2年3ヶ月が経過してこれから全盛期に入ります。

気になるのは任天堂の次世代機ですね。アクティビジョンブリザードの買収のゴタゴタの中でその存在が見えていたようですが、個人的には2024年と予想しています。今まで任天堂は5~6年で世代交代をしていましたから、通常なら2023年に次世代機が出るのが濃厚なのですが、Switchの売れ方なら7年まで伸ばせるんじゃないかと思っています。物価高騰や円安で日本では時期も悪いですし、これまでの任天度は携帯ゲーム機と据置機の二刀流でしたから、片方がリセットされても片方でフォローできる環境があり、それぞれ周期が短くても大きな問題はなかったですが、今はハイブリッド機に一本化されましたから、短期でリセットしたくないはずです。

となればPSと同じ7年周期になり、PS4(2013年)→Switch(2017年)→PS5(2020年)→任天堂次世代機(2024年?)→PS6(2027年?)…と、ピークがズレて交互に良い時期を迎えるシステムになります。SIEと任天堂、お互いにとってやりやすい状況かと思います。

  • PS1: 5年3ヶ月
  • PS2: 6年8ヶ月 / Xbox: 4年
  • PS3: 7年0ヶ月 / Xbox360: 8年
  • PS4: 7年0ヶ月 / XboxOne: 7年

個人的には家庭用ゲーム機は8年以上の長い周期になってほしいとも思います。目に見える進化幅が小さくなっていますし、ソフトはマルチが基本ですから独自仕様のまったく新しいハードも期待しにくいです。家庭用ゲーム機としては、7年でリセットして高価格・高電力・大サイズになるより、低価格で長期的に普及させる事の方が大事です。
スペックの問題はProなどの高性能版でフォローすればいいです。Steamを見ても人気のGPUが未だにGTX 1650やGTX 1060ですし、PCでもハイスペックへの流れは遅い。ちなみにRTX 4090は0.3%でした。

今後はPS4の累計を超えるかどうかが注目点

ゲームハードのシェア争いは抜きつ抜かれつという事はなく、抜け出たところがそのまま順調に伸ばします。この状況ならPS5の現世代での覇権は確定したと言って過言ではないでしょう。

PS5の今後の目標はPS4の累計販売台数を超えるかどうかになりますね。そのためにはPS4の時のSlimやProのような展開をどのタイミングで持ってくるのかが大事になります。もちろんその価格も。
PS4 Slimは2016年9月、PS4 Proは2016年11月でした。PS5での同時期は今年の9月と11月になりますから、リーク(笑)でなくても「SlimやProが出るのでは?」と予想されて当たり前になります。
PS5のスペックは家庭用ゲーム機として良いバランスですから、個人的にはもう1年粘って2024年に動いた方がいいんじゃないかとは思っています。8年周期への移行も視野に入れて。…まぁこれに関してはどっちでもいいですけどね

改めて思うのは、世界各地でのPS5の販売台数大幅増加に関して、SIEの凄まじい努力があったんだろうなという事。PS5だけで見ると「今さら」「遅い」とか言われることもあるだろうし、個人的にも結果が出なくてもどかしく思う時期は長かったです。
でも未だにXbox Series X|Sがあまり売れていない状況を考えると、PS5の成長は信じられないほど凄いです。単に半導体不足が解消したとかいう話じゃなく、MSはやらなくてSIEがやった努力も多かったのかと思う。ハード増産だけじゃなくハードを売るためのソフト・サービスも含めて。

PS5の勢いは凄まじいですし、もう心配ないでしょうから、今後はPSVR2も力の入った展開が見たいものです。

コメント

  1. nimabi より:

    Thank you very much for sharing, I learned a lot from your article. Very cool. Thanks. nimabi

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