『Pistol Whip(ピストルウィップ)』の感想

レビュー・感想

『Pistol Whip(ピストルウィップ)』(3,850円)プラチナトロフィー獲得後の感想。

『Pistol Whip(ピストルウィップ)』とは?

2020年7月30日に初代PSVRでリリースされて、高い評価を受けていたリズム&ガンシューティングゲームです。
PSVR2版も引き続き高い評価を得ています。

操作は非常にシンプルです。
R2で銃撃、リロードは銃を下に向けるだけ。
近くの敵はパンチの動作をすれば倒せます。
敵の銃撃や障害物を避けるアクションも重要です。当たり判定はヘッドセットですから、頭を動かして回避する必要があります。

リズムに合わせて銃撃をするとスコアボーナスが加算されます。
でも最初はリズムを意識せずにガンシューティングとして撃ちまくって回避するプレイで良いかと思います。最初からリズムまで意識すると難しいですからね。

Pistol Whip – Announcement Trailer | PS VR2 Games

ステージベースのガンシューティングで、1ステージは2~5分ほどです。基本的には好きなステージを選んで1プレイするという形ですが、ストーリーモード『Pistol Whip 2089』もあります。
これはステージクリア毎にストーリームービーがあり、プレイ中の演出もストーリーモード特有のものになっています。SFらしいカッコ良さを堪能できます。
全5ステージあり、クリアまで1時間程度です。発売後のアップデートで追加されたものらしく、メインではなく追加の味付け的な存在です。

良かったところ

ダンスするかのように撃って回避

リズムを意識しながら撃って回避していると、ダンスしながら戦っている感覚になり、自分が映画の主人公にでもなったようで気分が上がります。この体験の楽しさが魅力の軸になりますし、中毒性があって繰り返しプレイしたくなります。

『Beat Saber』や『Synth Riders – Remastered Edition』もそうですが、VRゲームは音とアクションがシンクロするゲームが高い評価を得ていますね。ボタンではなく体でノっているからこそ、良い体験になります。

カッコいいグラフィックと音

Oculus Questや初代PSVRのゲームですからフォトリアルな表現は難しいです。マシンパワーが弱い中、『Pistol Whip(ピストルウィップ)』は抽象的でカッコいいグラフィックに仕上がっています。ノリの良い音楽と映像とのシンクロも良く、そこにプレイヤーのアクションまでもシンクロして、最高にCOOLな体験になります。映像がカッコ悪かったり味気なかったら、ここまで気分が上がらなかったでしょう。

激しい運動

PSVR2のゲームの中で『Kayak VR: Mirage』『Synth Riders Remastered Edition』を抜いて一番激しい運動のゲームだと思いました。
最大の理由は回避アクションです。敵が撃ちまくってきますから、大きく円を描くように頭をグルグル動かしっぱなしです。難易度HARDでは休む時間も少ないです。
筋肉痛が太腿にきたPSVR2のゲームは初めてです。

私は運動歓迎だから良いところだと思いますが、汗をかきたくない人にはオススメできません。

回避の緊張感と気持ち良さも感じられます。自分の耳元を銃弾がヒュンッと通り抜ける感じが良いです。

歯応えのある難易度

難易度NORMALですら敵の銃撃が激しいです。ボクシングのスパーリングのような意識で動き回る必要があり、難易度は低くないゲームです。コントローラーの操作が難しいわけではなく、自分の体を動かし続ける難しさ。易しくない難易度で1プレイの疲労が大きいからこそ、ステージクリアの達成感が大きくなります。

プラチナトロフィーの設定

基本的には好きなステージを選んで1プレイするという形ですし、ストーリーモードも1時間程度ですから、やり込みはスコアアタックくらいになります。でもプラチナトロフィーの設定が良くて、それにチャレンジするプレイが面白かったです。
やっぱり私はゲーム的な「お題」にチャレンジするプレイが好きです。

多分酔いにくい

私は全ゲームで酔わなくなっているので自分の感覚で酔いを感じる事はできませんが、このゲームは自分の位置は固定であり、自動で真っすぐ進んでいくゲームですから酔いにくいんじゃないかと思います。

気になったところ

部屋の広さは必要

銃撃や障害物を避ける時に大きく動きたい時もあります。激しく動く時もありますので部屋が狭いと頭をぶつけて死ぬ可能性すら感じますから、ある程度の部屋の広さは必要ですし、スタンディングかルームスケールでプレイした方が良いゲームだと思います。

日本語未対応

日本語には未対応です。
ガンシューティング中は問題ないですけど、ストーリームービーは英語が理解できないとわかりませんし、MODIFIERSといういくつかの特殊設定もわかりにくいです。

定評通りの面白さ

『Synth Riders Remastered Edition』と同様に今更ながらプレイして定評通りの面白さを確認しました。

初代PSVRの頃、VR慣れしてからは『Skyrim VR』や『ボーダーランズ2 VR』のような大作を求めていましたので、2018年以降のシンプルなゲームはあまりプレイしていませんでした。PSVR2がきっかけになって、良作と言われるVRゲームをプレイできています。

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