12月17日(土)以降、PS5の出荷数が大幅に増えたようです。しかしながらPS3やPS4と同等に戻れただけでもあります。
週 | PS5 | Xbox Series X|S | ||
---|---|---|---|---|
2021年 | 2022年~ | 2021年 | 2022年~ | |
12月5日 | 1,133 | 18,822 | 805 | 1,524 |
12月12日 | 8,664 | 70,496 | 2,889 | 910 |
12月19日 | 72,084 | 68,819 | 2,159 | 1,109 |
12月26日 | 85,156 | 1,739 | ||
1月2日 | 10,677 | 263 | ||
1月9日 | 14,453 | – | 2,267 | – |
1月16日 | 18,857 | – | 2,627 | – |
1月23日 | 23,339 | – | 1,696 | – |
1月30日 | 16,888 | – | 5,990 | – |
出典:ハード週間販売数 を含む記事の検索結果 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
大幅な出荷回復
- PS5
2021年12月6日~1月9日:92,538台
2022年12月5日~1月8日:243,293台(週平均48,658台) - Xbox Series X|S
2021年12月6日~1月9日:6,116台
2022年12月5日~1月8日:5,282台(週平均1,056台)
2021年以前は半導体不足が深刻でゲーム以外の製品も出荷に苦しんでいました。
2022年末、ジム・ライアン氏や浦田樹一郎氏が出荷体制の改善を宣言していた通り、PS5の販売数が大幅に伸びた。
Xbox Series X|Sは2021年よりも減少している。欧米での出荷はそこまで少なくないですから、増やそうと思えば増やせるはずの日本への出荷を極端に少なくしている印象は拭えない。飛躍が求められる3度目の年末商戦、日本への売り込みは諦めたと言えるような出荷数になってしまっている。
相対的に見てPS5の出荷状況改善が驚異的だという印象を残した。
でも通常運転に戻れただけ
- PS5
2022年12月5日~1月8日:243,293台(累計2,462,545台) - PS4
2015年12月7日~1月10日:240,255台(累計2,337,636台) - PS3
2008年12月8日~1月11日:207,611台(累計2,711,236台)
半導体不足が騒がれていた2021年からは大幅に出荷が増えましたし、Xbox Series X|Sと比較すれば成長率が凄まじいですが、PS4とPS3の同時期と比較するとほぼ同じです。以前からPS5の出荷数はPS4の実績に沿って決まっていた感がありましたから、この事情は変わっていない。
となるとPS4の2016年の実績がPS5の2023年の出荷量と近くなるはず。
- PS4
2016年1月4日~1月31日:119,149台(週平均29,787台)
2016年2月1日~3月6日;143,362台(週平均28,672台)
2016年3月7日~4月3日:120,169台(週平均30,042台)
年度内のPS5は週平均30,000台が基準になるでしょう。
30,000台前後なら予想通り、35,000台以上なら多い、25,000台未満なら少ない。
PS3やPS4と同等の出荷数に戻れたのは良いです。ただ、この時期までのPS3とPS4に特別な勢いがあったわけではないですから、ずっと品不足が続いていたPS5は同等ではなく超える勢いをもってほしいところ。
転売は原価割れ
PS5発売から深刻な問題だった転売。いよいよ終わりが見えてきた感がある。
2022年12月10日時点では通常版もソフト同梱版も買取価格は74,000円でしたが、1月13日現在は60,000円です。通常版ですらギリギリ原価割れしました。クレジットカードのショッピング枠の現金化という意味では使われる可能性もありますけどね。
ちなみに国内のソフト同梱版は『グランツーリスモ7』『Horizon Forbidden West』『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の3種類があり、『グランツーリスモ7』『Horizon Forbidden West』は66,968円(税込)で『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は67,980円(税込)です。
買取価格は通常版も同梱版も同じですから、同梱版は転売には使われにくい。転売対策として同梱版が機能しているのは上手いと思う。
前回の記事で転売が続いている状況に関して「この状況を打破するには、とにかく大量出荷しかなく」と書いておりましたが、大量出荷の効果が出ていると思います。
しかしながら楽観視はできず、一時的な買取価格の低下である可能性もある。大量出荷で売り手が多いですし、買取対応の作業が追いつかないでしょう。買取価格を下げても売りに来る人は多いでしょうし、特にクレジットカードのショッピング枠の現金化が目的なら今の価格でも買取は絶えないはず。出荷が減って品薄傾向が強くなれば、また買取価格は上がって転売商材に戻ってしまう。
となると重要なのが継続的な大量出荷。生産体制は整っているようですから、今までよりは水準の高い出荷をしてくれそうな期待はあります。
店舗でPS5を見つける可能性は高くなったとは言え、まだまだ品不足と言える状況は続いております。
ビックカメラやジョーシンのオンライン通販も基本的には品切れ。入荷したタイミングでソフト同梱版を購入できる時間が今までよりも長くなったという変化はあります。瞬殺ではなくなっている。
Amazonは招待制のままですから外から見たら変化なしです。Amazonが通常販売に切り替えるタイミングもポイントかと思う。
なんにせよ半導体不足に起因した深刻な出荷不足を脱したようで良かったです。
そしてPSVR2も無事に予約購入できましたし、6月は注目作の『ファイナルファンタジーXVI』もありますし、PS5の2023年のスタートは良い感じです。
コメント
Cheers