PS5+PSVR2の最適化の有難味を感じる

アナライズ

最近、PCゲームの最適化の難しさが露見している中、PS5+PSVR2の最適化の有難味を感じます。

PCゲームの最適化不足

話題作の『STAR WARS ジェダイ:サバイバー™』のPC版が最適化不足で荒れています。今年、PC版の最適化不足の話題が特に多いなと思いました。

Steam評価

今年だけで見ても、PCゲームの大作・話題作が最適化不足で酷評されている印象が強いです。昨年も日本で注目されるタイトルでの最適化不足は指摘されていましたが、PCにおけるゲーム作りが複雑化して問題は深刻になっているように思えます。
たった4ヶ月で大作・話題作での最適化不足を指摘される率が高すぎます。開発者もわかっているだろうにという最適化不足のまま売られるのが当たり前のようになっており、収拾がつかない状態になってきています。

今年の大作・話題作のPC版がことごとく最適化不足に見える中、『バイオハザード RE:4』はPC版も高い評価を得ており、カプコンの凄さを感じます。それでVRモードまで開発中なのですから別格です。

PS5とXbox Series X|Sの発売前、Xboxは性能が違う2機種であるから最適化が難しいという指摘がありました。これに対し、PCでは様々な環境に合わせられているんだから問題ないという反論もありましたが、現状はPCゲームが最適化不足のままリリースされており、そう簡単な話ではなかったようです。
今年の話だと『WILD HEARTS』のXbox Series Sのクオリティが問題視されたり、『Redfall』の60fps対応が間に合わないのにパッケージに60fpsと表記してしまったり、難しさを感じさせます。

WindowsCentralの共同編集長である有名なJez氏も最近のPCゲームの最適化不足を指摘しており、その理由をゲーム開発者から聞きたがっています。


Steamは2時間未満であれば返金できるのが救いですが、発売日に新作をプレイしたくて買っているのだから、返金しても後日アップデートで改善されても問題の解決にはなりません。

1スペックのPS5+PSVR2の最適化の有難味

PS5やPSVR2ばかりプレイしていると気付きにくいですが、他の状況を見るとPS5+PSVR2の最適化の有難味を感じます。

的外れなPCとの比較

よく「PS5と同性能のPCはどういう構成か?いくらか?」という話題がありますけど、この状況だとそういう比較は的外れになりそうです。理論上のスペック的には同じような構成にしても、上記した7タイトルに関してPCでは最適化不足でパフォーマンスはPS5に及ばないでしょう。
解像度やフレームレートが低いのはガマンできても、最適化不足のゲームはフリーズ&クラッシュの問題も含みますのでストレスが溜まりそうです。

そもそもPS5の統合されたカスタムI/Oの強みはスペック比較に含まないでしょうしね。

PS5の60,478円、PSVR2の74,980円は家庭用ゲーム機の感覚としては高い!高いです。価格改定はするべきです。でもPCゲームやXbox Series X|Sが最適化に苦しんでいる状況でのコストパフォーマンスを考えると安すぎるなと思います。

PS5を1スペックで出した。これは今まで通りのやり方で当たり前ですが、この当たり前の判断ができて良かったですね。最適化不足の問題が前世代より深刻になっていると感じますから。
家庭用ゲーム機の1スペックで最適化しやすいという環境は、今後大きな強みになるんじゃないでしょうか。任天堂の次世代機もPS6も、その選択は間違わない方が良さそうです。

PSVR2ゲームの最適化に引き続き期待

PSVR2は独占タイトルが少なく、ほとんどがMeta Quest 2からの後発移植作品です。PS5+PSVR2のスペックで強化(エンハンスド)されているところに強みがあります。

もう35本以上のゲームをプレイしていますけど、改めて振り返ってみると全体的に移植精度は高いように思います。テクスチャが携帯機クオリティのままだったりするゲームはあるものの、映像が不安定だったり粗すぎると感じるゲームはほとんどありません。簡素な絵でも映像は安定していて線はシャープです。頻繁なクラッシュに悩むこともありません。
最近プレイした『Afterlife VR』も「ショボいだろうな」と思ってプレイしたら意外に良くて驚きました。
粗いと感じたのは初期の『ノーマンズスカイ』ですかね。PSVR2の中であれが一番粗かったです。
初期の『ノーマンズスカイ』ほど粗くはないですが、最適化不足を感じたのはPSVR2独占タイトルの『The Dark Pictures: Switchback VR』です。修正作業中らしいですから、アップデートを待ちます。

そんなこんなで、もはや最適化不足を感じさせない動作をしてくれることが「当たり前じゃないからな」というゲーム業界の現状を意識しつつ、有難味を感じたいです。

『Hubris』が5月に発売されるらしく、『VR Skater』が6月21日に発売決定しました。これらもPS5+PSVR2にしっかり最適化されていると期待します。
『ファイナルファンタジーXVI』のようなPS5独占タイトルも最適化という面でアドバンテージがありますから楽しみです。

コメント

  1. 匿名 より:

    Redfallも最適化されずに販売されました

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