初代PSVRではDMM.com(Fanza)アプリのVR対応はローンチから半年後でした。
TwitterでPSVR2でのDMM.comのVRアプリの対応を確認した方がいました。
PSVR2がDMMのVRアプリに対応してくれるか聞いたら「時期は未定ですが対応予定です。」って返答きた。
ありがてぇ。— ふぁむ (@fam1056) January 19, 2023
初代PSVRは2016年10月13日発売で、DMM.comアプリの対応は2017年4月26日でした。PSVR発売から6ヶ月13日後です。
おそらくPSVR2でもローンチでは対応せず、半年くらい待ってからの対応になるのかなと思います。
ちなみにPS5では既にDMM.comアプリのPS5版があり、Fanzaの動画も再生可能です(L2+R2で切替)。これはあくまで非VRのアプリ。
初代PSVRに対応しているDMM.comアプリもあります。
DMM(Fanza)はPS5へのアプリ提供に積極的です。
DMM.comアプリのPSVR2対応はローンチから半年後くらいになるかなーという話。初代PSVRの時はアダルトVR動画の市場が小さかったですから、初代PSVRへの対応も遅かったのかもしれません。PSVR2での対応は早くなる可能性もある。
ソフトメーカーも早く対応してほしいでしょう。初代PSVR対応の時は、対応直後の2017年5月の売上が半年前から4倍になったとのこと。
PS VR対応で売上が2億円突破、一番売れた作品は5000万円以上! DMM.comが明かすVR動画の現状 | PANORA
アダルトVR動画は市場が大きくて需要が高いですから、PSVR2でも期待している人は多いでしょう。期待したままローンチで起動するとDMM.comアプリのPSVR2版がなくてガッカリするかもしれませんが、初代PSVRの時からDMM.comアプリのVR対応はローンチから半年後だった事を知っておくと良いでしょう。
最初は動画・PC・ソーシャル向けにしたくない理由
PSVR2の発売まで約1ヶ月ですが、ここまでのSIEの情報の出し方を見ると、最初はVRゲームのみに注目してほしいという意識を感じます。ローンチでアダルトVR動画に注目されるのは望んでいなさそう。
Meta Questも同様ですが、自社プラットフォームのストアから継続的な収益を出したいビジネスモデルですから、外部プラットフォームのアダルト動画ばかり購入するユーザーが多かったら利益になりません。まずはVRゲームを購入してプレイする層を集めるのが大事なのでしょう。
ローンチの盛り上がりが落ち着いてくる3~6ヶ月後には動画コンテンツも推してくるのではないかと思います。
私は良いと思います。とにかく広くバラ撒こうという意識で動画勢にもPC勢にもソーシャルVR勢にも売るのではなく、強いVRゲームのコミュニティを作るという明確な狙いが感じられる。そしてそれができずにVRヘッドセットだけ売れたら下手したら赤字になる可能性がありますから、VRゲームのソフトメーカーのことも考えると、PSVR2はゲームを購入するユーザーをがっちり集める責任がある。
今回、予約にプレイステーションでのプレイ時間という条件もつけていました。もちろん転売対策という意味が大きいでしょうけど、PSプラットフォームでVRゲームをプレイしそうな人に売りたい狙いもあるんじゃないでしょうか。
これはPS5との違いで面白いポイント。PS5の場合は、ほぼPSプラットフォームでゲームを買ってくれる人が対象だから、とにかく台数が売れれば結果がついてくる。
VRはゲーム以外の用途も多くてその需要も高いから、アダルト動画やPC利用やソーシャルVRやVtuber関連向けにも販売してしまうとPSプラットフォームが利用されにくくなる。VRヘッドセットがそれなりの黒字販売で大量出荷もできるならいいですが、プレイステーションは自社プラットフォームのストアで利益を出すビジネスモデルである以上、VRヘッドセットは逆ザヤかギリギリ黒字くらいでしょう。無限出荷もできない以上、最初は狙いをしぼった売り方が必要になってくる。
特に日本は円安の頂点近くに価格発表されて74,980円(税込)という価格になりましたから、日本向けにはそんなに多くは出荷されないでしょうし、少ない台数をなるべくVRゲームを購入する人に届けたいところじゃないでしょうか。
この狙いが外れる失敗は既にMeta Questがやっていて、本来は自社プラットフォームで利益を出す予定でMeta Quest 2を逆ザヤの赤字販売したのに、多くの人がVRCHATやRec Roomでの利用を選択したため、思ったように有料アプリが売れなかったと。それが本体の大幅な値上げにも繋がり、本体で利益を出すようにしたとのこと。これはMeta Connect 2022にてMetaのエクゼクティブアドバイザーであるジョン・カーマック氏が述べたことです。
Quest 2で体験できるメタバースこと #VRChat 。今から始めるならここから楽しんでみよう | GIZMODO
VRCHATやRec Roomは人気の無料アプリで知っている人も多いでしょうから、「なんでPSVR2はこういうのやらないんだ!無能!」と思っている人も多いでしょうけど、有料アプリが売れなくなるリスクの大きさを考えると、利益化できないアプリに関しては最初からやるのは難しいところもある。水面下ではプロジェクトが動いているかもしれないが、今は隠しておく時期。
「アダルト動画に対応すれば売れるのに」「PCに対応すれば売れるのに」「無料のソーシャルVRアプリを出せば売れるのに」「3DBD再生すれば売れるのに」「Vtuber関連に力を入れれば売れるのに」などなど普通の意見としてあるでしょうけど、その前に初動ではVRゲーム機としての地盤を固めておく必要がある。SIEはそこをちゃんと考えて展開しているように思います。
今のところ上手くいっていると思う。79,980円の『Horizon Call of the Mountain同梱版』というゲームソフト込みの物だけを予約対象にして、それにサッとお金を出せる人だけが入手できる。VRゲーム好きが購入するでしょうし、発売後のSNS等でも『グランツーリスモ7』『バイオハザード ヴィレッジ』『Rez Infinite』らVRゲームソフト中心の盛り上がり方を見せる体勢ができているように思います。
とは言え、ずーっとVRゲーム一筋とはいかないでしょうから、まずローンチ時期でVRゲームの強いコミュニティを作った後の幅広い展開は必要だと思いますし、それはそれで注目しています。
結論としては、早くFanzaに対応してほしいです。
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