とりあえずPSVR2用のヘッドホンは買わない

PSVR2には3.5mmオーディオジャックで繋ぐ「ステレオヘッドホン」という表記のイヤホンが付属しています。VRヘッドセットにおけるヘッドホン(イヤホン)は使いやすさが重要なポイントです。

PSVR2のVRヘッドセットはヘッドホン(イヤホン)一体型ではありませんが、一体型のように装着できます。
画像はPSVRのものですが、イヤホンの構造は同じです。マイナーチェンジ後のPSVRのイヤホン周りの使いやすさは抜群でしたから、そのまま継承したようですね。

PSVR2にもイヤホンホルダーがあります。

当然ながらTempest 3Dオーディオにも対応しており、ファミ通の試遊記事でもその点が確認されています。

しかしながら付属のイヤホンでは「音質は期待できないな」というところはある。

3.5mmオーディオジャックで繋げますから、市販のヘッドホン(イヤホン)でもOKです。

音質より使いやすさ

PSVRの時に感じたのが、音質よりも使いやすさのほうが大事だという事。VRヘッドセットを被った後に普通のヘッドホンを重ねて被るのは面倒に感じますし、外す時も同じ。手間としては「ちょっと」なのですが、サッとプレイしたいゲーム機において、この「ちょっと」が重いと実感した。
重いと言えば重量もある。ヘッドホンは250～300gくらいの重量ですから、560gと言われるVRヘッドセットと重ねて被ると重いです。

私はPSVRの時に最初はSonyの『ゴールドワイヤレスステレオヘッドセット』を使用していて、途中でVRヘッドセットと一体化できる『Bionik Mantis PS VR用ヘッドホン』↓を購入しました。

音質的には『ゴールドワイヤレスステレオヘッドセット』の方が優れています。『Bionik Mantis PS VR用ヘッドホン』は音が軽くてイヤーマフも小さいですから、音が逃げたり外の雑音が入る感じもある。
でももう『ゴールドワイヤレスステレオヘッドセット』には戻れないくらい『Bionik Mantis PS VR用ヘッドホン』の使いやすさが良かった。大きなヘッドホンを重ねて被り、外す時も2回に分けて外す手間は大きいし、長時間の使用となると重量の負担も大きい。VRヘッドセットに求められるのは、軽くて使いやすいヘッドホン(イヤホン)だと強く思いました。それを意識しつつ、できるだけ音質を求めたい気持ちはもちろんある。

という事で、PSVR2では基本的には使いやすいであろう付属のヘッドホン(イヤホン)を使います。「基本的には」と言うのは、とりあえず購入したばかりの時は少しの手間は気にしないですから、今PS5で使っている『PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット』も試してみます。音質の違いは気になりますしね。
その後に『Bionik Mantis PS VR用ヘッドホン』のようなVRヘッドセットに使いやすそうな製品が出たら購入してみたいし、使いやすくて音質の良いイヤホンを使っている人がいたら真似てみたい。まずは付属のヘッドホン(イヤホン)で様子見。

手間や重さより音質が大事という人も少なくないでしょうけど、非VRゲームのヘッドホン選びとは違って、約560gのVRヘッドセットに重ねて被って使うものだというところは意識してヘッドホンを選ぶと良いかと思う。

迷っている間は付属のイヤホンで良いでしょう。音質は期待できないでしょうけど、後で良いヘッドホンを買った時にそのヘッドホンの音質に喜べるはず。逆に良いヘッドホンを先に買って、手間や重さが気になって付属のイヤホンに戻すと音質の悪さが気になるかもしれない。