現時点でPSVR2の最高グラフィックを誇ると思われる『Red Matter 2』でアイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)の効果を確認して驚きました。
比較1
顔の向きは変えずに視線だけ変えてスクリーンショットを比較してみます。
比較2
顔の向きは変えずに視線だけ変えてスクリーンショットを比較してみます。
完璧なアイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)
見ている場所によって画質が大幅に変わるのは上記画像の通り。
驚くべきことは、目を瞬時に動かしてボヤけた部分を見ようとしても一切見られないことです。こんなにボケボケなのに、ゲームプレイ中はまったく確認できません。
このゲームは120fpsですから1フレームあたり0.008秒。目を瞬時に動かした直後、画像を正確に認知するまでに書き換えは終わっています。
全画面が高画質のVRゲームと、アイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)によって一部分だけが高画質なゲームで、まったく差を感じられないんじゃないかと思うほど完璧に動作しています。
約40本のPSVR2ゲームをプレイしてアイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)に違和感がないのはわかっていましたが、PSVR2で最高のグラフィックのゲームで比較すると、改めて驚きました。
まだまだマシンパワーが求められるVR機器とVRゲーム。今後のVR機器とVRゲームにおいて、アイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)は必須であると思いました。この機能は凄すぎる。PSVR2で導入したのは神判断です。
これはPS5 Proにも期待しちゃいますね。
単に10TFLOPSから20TFLOPSに変わっただけでは、本来なら大幅な高画質化は望めません。しかし、20TFLOPSにアイトラッキングフォビエートレンダリング(ETFR)が加わるとパフォーマンスが跳ね上がることになります。
ちなみに「Foveated Rendering」のカタカナ表記はバラつきがあります。カタカナ表記に正解なんてものはないですが、PSVR2公式サイトが「フォビエートレンダリング」と表記しておりますから、それに合わせています。
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