次回の『State of Play』は「ジョン・カビラさん回」「30分回」「Summer Game Fest」です。
ジム・ライアンの就任と同じタイミングの2019年3月26日から始まった『State of Play』、SIEのガッカリイベントとして定着しており、放送されるたびにTwitterでは「期待外れ」の声が目立ち、動画再生数もパッとしません。
「ソニーダイレクト」とか言われたりもして、Nintendo Directを真似したようなイベントですが、足元にも及んでいない。
インパクトのある新作発表がない
『State of Play』がダメな理由は「インパクトのある新作発表がない」に尽きる。ゲームの発表会は、インパクトのある新作発表さえあれば湧きます。続報トレーラーや発売日発表やDLC発表では、一部のファンは嬉しいけど発表イベントとしては湧かせにくい。
過去に1回だけインパクトのある新作発表がありました。それは第4回での『バイオハザード RE:3』です。『バイオハザード RE:2』がカプコンのソフト売上歴代3位(960万本)&2019年のGOTY獲得数2位という大成功を収めましたから、当時の期待度からして『バイオハザード RE:3』はビッグタイトルと言える。『バイオハザード RE:3』は歴代11位の520万本だから見劣りするけど、500万本は立派です。
『State of Play』でのビッグタイトルの発表となったのはこれのみ。
日本では『ヴァルキリーエリュシオン』『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』らも有名シリーズですが、トレーラーを見ただけでチープさが伝わっちゃうところもあり、もう二線級タイトルになっている印象。Twitterでイジるネタにはなっても、いざ発売すれば『シェンムー3』『新サクラ大戦』くらいの反応になると予想する。
海外向け
SIEはグローバル展開を意識しすぎて、地域性を失ってつまらなくなりました。ジム・ライアンの『State of Play』は、それを象徴している。日本受けしないタイトルが大半を占めて、Twitterらでの低評価に繋がっている。欧米にありがちなポリコレ汚染と同様の押しつけが出ちゃってる。
これがNintendo Directとの大きな違い。Nintendo Directは中級タイトルでも日本受けするものが多く、日本人に受けやすい。
今年の3月10日の『State of Play』は日本のソフトウェアメーカー各社のタイトルをテーマにしていて、Nintendo Directっぽい親しみやすさがあった。
完全な日本仕様は無理でも、数本程度は日本の中級タイトルを紹介する独自の追加枠があってほしい。これは日本以外の国でも同じで、それぞれの地域にあったタイトルの紹介があるべき。「その地域でしか人気がないタイトル」を切り捨てるSIEのグローバル戦略はゴミ。
つまらないムービートレーラー問題
これはSIEだけじゃなくMSも同じですが、退屈なムービーばかりの発表会でゲームの面白さが伝わらないパターンが多い。
内容も銃撃つゲームか剣で戦うゲームばかりで、しかもポリコレ汚染によってキャラクターに個性もないですし、グラフィックがリアルなので似たような景色にもなる。結果、似たようなトレーラーの連続で退屈になりがちだ。特に銃撃のゲームは違いがわからないレベルのが連発する。
Nintendo Directはポイントを押さえたゲームの遊び方の紹介が上手い。この点はSIEもMSもボロ負けしている。
次回は「ジョン・カビラさん回」「30分回」「Summer Game Fest」
『State of Play』は基本的にガッカリイベントだという評価は変わりませんが、次回の『State of Play』はマシな方になるかもしれない。
まずジョン・カビラさんがナレーションを担当する回としない回があり、担当する回では日本のソフトウェアメーカーのそれなりの発表がある。次回は「ジョン・カビラさんの日本語ナレーションによる迫力ある映像にてお届けする予定です」とのこと。
そして「番組は約30分を予定しており」と「番組は約20分を予定しており」の回があり、当然ながら30分の方が発表が多いか、1つのタイトルの濃い動画があるか。次回は「番組は約30分を予定しており」です。
さらにPS公式TwitterのState of Playに関するツイートに『Summer Game Fest』のロゴが入っています。『Summer Game Fest』の一環となれば、通常よりも力が入っている可能性がある。
期待できるのは『バイオハザード RE:3』『エグゾプライマル』の発表実績があるカプコンと、『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』『スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE』『ヴァルキリーエリュシオン』の発表実績があるスクウェア・エニックスです。
大きな期待をしてはいけないイベントですが、最大で期待できる発表は『バイオハザード RE:4』かなと思う。『RE:3』の発表がありましたからね。続報としては『ストリートファイター6』『PRAGMATA』あたりと、『バイオハザード』シリーズのPS5版アップグレード対応とDLC。
スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー16』のトレーラーを2種類制作したらしいですが、ショートバージョンの公開はあるかもしれない。PS(SIE)はFFをコンシューマー独占にしたり推していますからね。
「We’ll have some exciting reveals from our third party partners, plus a sneak peek at several games in development for PlayStation VR2.」と書かれているので、SIEの発表は控えめかと思われる。
延期が不安視される『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』の発売日は知りたいところです。
SIEの発売予定タイトルが2023年までに3タイトルしかなくスッカスカですから、何かしら発表が欲しいところではあります。『Summer Game Fest 2022』を含めた期間内に、PS4→PS5のディレクターズカットシリーズや『ラスト・オブ・アス』のリメイクはあるかもしれない。PS5版が期待されるのは『Bloodborne』ですね。
ノーマン・リーダスがお漏らしをして存在が確定しちゃった『デス・ストランディング』の続編が発表されるかもしれないが、小島監督はジェフ・キーリーと親しいので6月10日3時の『Summer Game Fest 2022』で発表される可能性が高いと思う。それかState of Playでショートトレーラーを見せて、ロングトレーラーは『Summer Game Fest 2022』か。第4回の『GHOST OF TSUSHIMA』は、State of Playでショートトレーラー、直後のTGA 2019でロングトレーラーを公開しました。SIE自身がState of Playを前座だと考えているのも伝わった。
『デス・ストランディング』は新しいPS Plus エクストラの遊び放題に入っており、発表のタイミングとしては良い。
廃止してもいい
現状、State of Playは廃止した方がいいと思っています。もう期待できないイベントとして認知されていて再生数が少ないですから、今から力を入れて改革しても回復は難しい。「継続は力なり」と言っても、継続していく中で成長が感じられないから、このままダラダラと続けても伸びないと思う。
Nintendo Directと比較して負け感が出ちゃいますし、6月となるとMSの発表にボロ負けする可能性もある。「期待してねーわ」と言っても多少は心の奥で期待しちゃうところもあり、その度にガッカリするのはPSに対するマイナスイメージを積み重ねる事になる。中途半端な発表イベントならやらない方がいいんです。普段のTwitter、ブログ、Youtubeで十分。
配信開始から3年が経過し、再生回数や話題性から見てState of Playは失敗したと言える。この失敗を反省して体制も変えて、新たなイベントとして生まれ変わって再スタートしたほうがいいと思う。
今回から本気になって今までとは違う強烈な発表があり、そのクオリティを継続すれば良いでしょうけど、ジム・ライアン体制のSIEにそんな事ができるわけないんじゃないでしょうか。
とりあえず6月3日7時、期待できない中で期待できる回として注目しています。野球で言えば現役続行か戦力外通告かの分かれ目の最終打席、デカいホームランが見たいものです。
ちなみにSIEの大きなイベントは年に1回、9月にPlayStation Showcaseを開催しています。この事すらほとんど認知されていないとは思う。
State of Playの履歴
ここからは過去のState of Playのまとめ。
ちらほらビッグタイトルがあるように見えるが、国内で湧くビッグタイトルでは『バイオハザード RE:3』以外は続報やアップデートです。
2022年6月3日7時
番組は約30分を予定しており、PlayStation®5と PlayStation®4で今後発売予定のエキサ
イティングなタイトルのアップデートや、最新情報などをジョン・カビラさんの日本語ナレー
ションによる迫力ある映像にてお届けする予定です。また、PlayStation®VR2向けに開発中
のタイトルも少しだけご紹介いたします。
2022年3月10日7時
ジョン・カビラさんのナレーションで、日本のソフトウェアメーカー各社のタイトルを中心に今後発売予定のエキサイティングなタイトルのアップデートと最新情報を約20分にわたってお届けします。
- エグゾプライマル
- Ghostwire: Tokyo
- ストレンジャー オブ パラダイス ファイナルファンタジー オリジン
- Forspoken
- ガンダムエボリューション
- T.M.N.T. カワバンガコレクション
- ギガバッシュ
- ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR
- Trek to Yomi
- リターナル アセンション
- The DioField Chronicle
- ヴァルキリーエリュシオン
2022年2月3日7時
- グランツーリスモ7
2021年10月28日6時
番組は約20分を予定しており、PlayStation®5と PlayStation®4で発売予定のソフトウェアメーカー各社のタイトルを中心にご紹介します。以前お披露目したタイトルのアップデートや、最新情報などをお届けする予定です。
- DEATHVERSE -LET IT DIE-
- We Are OFK
- Bugsnax Isle of BIGsnax
- Five Nights at Freddy’s: Security Breach
- Death’s Door
- KartRider: Drift
- THE KING OF FIGHTERS XV
- First Class Trouble
- スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE
- Little Devil Inside
2021年5月28日6時
- Horizon Forbidden West
2021年4月30日6時
『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』のゲームプレイ映像のほか、最新インディーズゲームについて情報をお届けいたします。
- ラチェット&クランク パラレル・トラブル
2021年2月26日7時
番組は約30分を予定しており、PlayStation®5と PlayStation®4で発売予定の10タイトルを中心にご紹介します。
ふたつの新作タイトルや、2020年6月に放送したPS5の映像イベント「The Future of Gaming」でお披露目したソフトウェアメーカー各社とインディーズデベロッパーによるタイトルのアップデートなどをお届けする予定です。
- クラッシュ・バンディクー4
- Returnal
- Sifu
- Solar Ash
- Five Nights at Freddy’s: Security Breach
- DEATHLOOP
- Kena: Bridge of Spirits
- Oddworld: Soulstorm
- ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード
2020年8月7日
「State of Play」では、PlayStation®に関するアップデート情報や発表を皆様にお届けします。
- クラッシュ・バンディクー4
- ヒットマン3
- Braid
- The Pathless
- スペランキー2
- 原神
- Vader Immortal: A Star Wars VR Series
- CONTROL EXPANSION 2 AWE
- Hood:Outlaws&Legends
- Temtem
- Godfall
2020年5月28日5時
- The Last of Us Part II
2020年5月15日5時
- Ghost of Tsushima
2019年12月10日23時
「State of Play」では、PlayStation®に関するアップデート情報や発表を皆様にお届けします。
ジョン・カビラさんのナレーションで、今回も新タイトルの発表や発売日情報、初公開のゲームプレイ映像に、ソニー・インタラクティブエンタテインメント ワールドワイド・スタジオのタイトルに関するアップデートなど、様々な新着情報をお届けいたします。
- Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜
- SPELLBREAK
- Dreams Universe
- Superliminal
- PAPER BEAST
- キングダムハーツIII リマインド
- Predator: Hunting Grounds
- バビロンズフォール
- バイオハザード RE:3
- GHOST OF TSUSHIMA
2019年5月10日
- モンスターハンター:ワールド アイスボーン
- RIVERBOND
- PREDATOR HUNTING GROUNDS
- メディーバル 甦ったガロメアの勇者
- AWAY THE SURVIVAL SERIES
- PS4特別モデル DAYS OF PLAY LIMITED EDITION
- ファイナルファンタジー7 リメイク
2019年3月26日6時
- MARVEL IRON MAN VR
- クラッシュ・バンディクー レーシング – ブッとびニトロ!
- No Man’s Sky Beyond
- READYSET HEROES
- ライアン・マークス リベンジミッション
- MINI-MECH MAYHEM
- JUPITER & MARS
- FALCON AGE
- TROVER SAVES THE UNIVERSE
- みんなのGOLF VR
- TABLE OF TALES
- VACATION SIMULATOR
- OBSERVATION
- Five Nights at Freddy’s VR
- アッシュと魔法の筆
- Days Gone
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