2022年6月10日3時から配信された『Summer Game Fest: Official Livestream 2022』のまとめ。
- ストリートファイター6
PS5/PS4/Xbox/STEAM 2023 - Aliens: Dark Descent
PS5/PS4/Xbox/PC 2023 - The Callisto Protocol
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.12.2 - Call of Duty: Modern Warfare II
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.10.28 - Flashback 2
PS5/PS4/Xbox/SWITCH/STEAM 2022 Winter - Witchfire
EpicGamesStore - Fort Solis
STEAM - Routine
Xbox/PC - Black Adam
映画 - Outriders World Slayer
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.6.30 - Fall Guys
PS5/PS4/Xbox/SWITCH/EpicGamesStore 2022.6.21 - Stormgate
STEAM 2023 Beta - Highwater
Android/iOS/PC 2022.12 - American Arcadia
PC and CONSOLE - Goat Simulater 3
PS/Xbox/EpicGamesStore 2022 Fall - Marvel Midnight Suns
PS5/PS4/Xbox/STEAM 2022.10.7 - Cuphead in the delicious last course
PS4/Xbox/SWITCH/STEAM 2022.6.30 - Neon White
SWTCH/STEAM 2022.6.16 - Midnight Fight Express
PS4/Xbox/SWITCH/STEAM/Windows 2022.8.23 - Warframe The Duviri Paradox
PS5/PS4/Xbox/PC - 崩壊スターレイル
Android/iOS/Windows - ゼンレスゾーンゼロ
Android/iOS/Windows - Teenage Mutant Ninja Turtles: Shredder’s Revenge
PS4/Xbox/SWITCH/STEAM 2022.6.16 - Super People
2022.8.17 Beta - Humankind
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.11.4 - ワンピース オデッセイ
PS5/PS4/Xbox/STEAM 2022 - ソウルハッカーズ2
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.8.26 - Capcom Arcade Stadium 2nd
PS4/Xbox/SWITCH/STEAM 2022.6.22 - マリオストライカーズ バトルリーグ
SWITCH 2022.6.10 - Metal Hellsinger
PS5/Xbox/PC 2022.9.15 - The Quarry
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.6.10 - Nightingale
PC 2022.7.27 - Saints Row Boss Factory
PS5/PS4/Xbox/PC 2022.6.9 - Warhammer 40,000: Darktide
Xbox/PC 2022.9.13 - Layers of Fears
PS5/Xbox/PC 2023 Early - ゴッサム・ナイツ
PS5/Xbox/Windows 2022.10.25 - The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)
PS5 2022.9.2 ※PC版も開発中
タイトル数は多かったけど盛り上がりに欠けた
約2時間で数多くのタイトルが紹介されましたが、盛り上がりに欠けました。
大取りを飾った『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』がサプライズ感あったかなというところで、それ以外は特に日本では盛り上がりにくい内容だったかと思う。SNSの反応を見ても物足りなさを感じる。
『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』も本番の3時間前くらいに映像はお漏らししちゃってたみたいですけどね。
改めて『State of Play』は廃止で良いとも思った。こんなに日が近いイベントで『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』は『State of Play』をスルーしてこっちで発表するのですから。SIEすら重視しないイベントなのがわかる。
この『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』、現時点では購入する気にはならないリメイクという印象。エリーが偽物に置き換わったような違和感を覚える。ローポリがハイポリに置き換わるのなら同じ人として受け入れられるけど、リアルな外見なのに人が変わっちゃった。許可なくEllen Pageに似せていて本人から否定的な反応をもらったという事情もありますから、変更は仕方なしか。
PS3版とPS4版に思い入れがあるから、良い思い出がなんか違う感じに上書きされそうなPS5版はやりたいとは思わない。なまじPS4版が頑張っていましたから、まずリメイクを欲する気持ちが弱いんですよね。下手に変更しないでほしい気持ちは強い。
劇的な変化は感じないのにオリジナルより値上げされた8,690円(税別7,900円)なのもガッカリの要因。ジム・ライアンらしいセコい商売に見える。ちなみにPS3版は5,696円(税別)、PS4版は4,900円(税別DL版)でした。
トレーラーで見える部分ではテンションが上がらなかったけど、「原作を忠実に再現しながらも、ゲーム性の向上、操作性の改善、アクセシビリティの拡充、そしてエフェクトの改善や臨場感の増した探索や戦闘により、かつてない没入感を実現しました」という事ですから、グラフィック以外の部分で納得できるほどの強化があれば良いかと思います。
PS5版がどうこうよりも『The Last of Us』をPCで展開することが戦略的に重要なのかとも思う。海外ドラマ版『The Last of Us』と足並みを揃えて盛り上げるつもりかもしれない。Part IIもPCで出るでしょう。
スタンドアローンのマルチプレイゲームも開発中らしいですし、それも含めて『The Last of Us』というIPを育てていくつもりか。
退屈なムービーが多かった
『Summer Game Fest: Official Livestream 2022』では退屈なムービーが多かったのも良くなかった。序盤の『The Callisto Protocol』『Call of Duty: Modern Warfare II』『Witchfire』あたりは長めのゲームプレイ映像があって、「これはいい見せ方だな」と思っていましたが、これ以降は退屈なムービーばかり。「主観視点で銃を撃つ」「主観視点でホラー風」「モブキャラっぽい魅力に欠ける主人公」という特徴を中心に似たようなゲームも多いですから。ゲームプレイがあった3タイトルも「全部同じやん」と言われかねないものではある。
超ビッグタイトルであればムービーどころかロゴだけでも盛り上がりますが、そういう超ビッグタイトルは希少です。もう少しゲームの魅力を伝えるという事を考えてほしい。
全体的にわざわざ大きなイベントで発表するほどのトレーラーかな?と疑問。ゲームの魅力が伝わらず、ひたすら浅いCMが続く感じ。
本数をしぼって『The Callisto Protocol』『Call of Duty: Modern Warfare II』『Witchfire』みたいにゲームプレイを中心に見せてほしいところ。既に発売済でゲームプレイを体験できているゲームのDLCは概要の紹介でも良いんですけどね。
年内に発売されるタイトルが多かったのは良かったです。逆に言うと、2023年以降でろくにゲームプレイ映像もないタイトルは発表する必要がなかったと思う。
イベントと連動してCapcom Arcade Stadiumの『ストリートファイター2』が無料配布されたり、『Metal Hellsinger』の体験版が配信されたのも良いです。
『Metal Hellsinger』はビートに合わせて銃を撃つのが気持ちいい。「さっき配信で見たゲーム」をすぐに触る体験も面白いです。体験版を連動させて浅いCMとは違う深い体験に変えるのは上手いやり方。
「ストーリームービー」もゲームを構成する重要な要素でありますが、あくまでゲームはプレイして楽しむものというところを意識して「ゲームプレイ映像」「体験」を軸にイベントを展開してほしいと思う。特に今回のように大きなサプライズがないイベントであるなら、浅いCMの連続ではつまらない。淡々とガチャを回して当たりがくるのを待っている感じだ。
初報でPC版
『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』はリメイク版とはいえ、初報でPC版が同時発表されました。
過去記事で、
なぜPS5が絶望の淵に立たされているのか?ジム・ライアンとハーマン・ハルスト体制の仕事 | PS5非公式サイト
と書いておりましたが、その傾向が出てきているなと思います。
私は仕事で高性能PCを使わざるを得ないため、ゲームにも活用したいと思うところはありますから、プレイステーションのPC展開は反対していない。ただ、これも過去記事に書いた事ですが、
ジム・ライアンではMSには勝てない | PS5非公式サイト
という本気の展開が見たい。
プレイステーションの強みはPS3世代から育てているアカウントにもあります。PS5でもPCでも共通のアカウントが使えれば便利だし、積み重ねたトロフィーやライブラリをPC移行でリセットする必要もなくなる。
この可能性は十分あり、2025年時点でSIEはPCでの大幅な成長を見込んでいる。現状の中途半端なPC展開では、3年後にここまで伸ばすのは難しいかと思う。
EAやUBIもPC上の自社プラットフォームをやっており、珍しい事ではない。プレイステーションの場合は、アカウントをPS4/PS5と兼用できる強みがこの2社の比ではない。
モバイルも含めて1つのアカウントで統一できれば良いのにと思う。ゲームに限らず、やたらとID&パスワードが増えていく現代の問題。
『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』は?
『State of Play』でも『Summer Game Fest: Official Livestream 2022』でも続報がなかった『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』。4月21日時点でアニメーションディレクターのBruno Velazquez氏が「Ragnorok is coming this year.」とツイートしていますし、韓国のレーティング審査を通過した事もありますし、前作が6月のフリープレイでもありますから、2022年に配信される予定ではあると思いますが、何か問題があって内部で数ヶ月の延期があったのかもしれない。
最初の発表は2020年9月17日でした。2021年の発売を予定していたが2022年に延期。当初の予定から大幅に遅れています。
9月に『PLAYSTATION SHOWCASE』を開催して11月発売だと間隔が短いですから、おそらくそれより前に『ゴッド・オブ・ウォー ラグナロク』特集の『State of Play』をやるんじゃないかなと思う。
元々PS5独占の予定でしたが、PS4との縦マルチになりました。個人的には、いっそのことPC版も同時発売してもいいと思います。これからPCに力を入れると言っているのに、いつまでも中途半端な時間差をやっているようじゃPCでも伸びない。もうコソコソと様子見するような時期は終える必要がある。
開発リソースの問題があるとはいえ、サードパーティはPS/Xbox/PCのマルチを普通にやってる。2020年8月に『Horizon Zero Dawn』のPC版が出て以来、開発体制も整ってきているでしょうし、いつまでもできないなんて事はないかと思う。
Summer Game Festとは
『Summer Game Fest』は夏のデジタルゲームイベントの総称です。
先日配信された『State of Play』も含みますし、『Xbox & Bethesda Games Showcase』(6月13日2時~)や『カプコンショーケース』(6月14日7時~)も含みます。
これはわかりにくくてあまり認知されていないと思う。今回の配信のみを『Summer Game Fest』だと思っている人も少なくないでしょう。実際、『Xbox & Bethesda Games Showcase』や『カプコンショーケース』のことを『Summer Game Fest』だと言われてもピンとこない。
しかし、大きな変化があります。来年はデジタルと対面の両方のイベントになることが告知されました。2023年はE3もデジタルと対面の両方で復活しますから、それぞれどうなるか楽しみではあります。
デジタルイベントの問題の1つは、盛り上がりにくいというのがある。大きな会場で観客が湧くような盛り上がりが出せないんですよね。2023年は久しぶりにそういう場面が見られるかもしれない。
今回の『Summer Game Fest: Official Livestream 2022』、点数をつけるなら65点。
ボリュームはあったけど中身が弱めでダラダラしてしまった。それで締めが『The Last of Us Part I (ザ・ラスト・オブ・アス パート・ワン)』は物足りない。
発売日が近いタイトルが多いのは良いけど、それなら「ゲームプレイ」「体験」を重視した内容にしてほしかった。
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