2023年7月4日にリリースされた『SYNAPS(シナプス)』(4,180円)の感想と概要。
『シナプス』とは?
Synapse | ゲームタイトル | PlayStation (日本)
ローグライクなテレキネシス&シューティングアクションゲームです。
操作方法 ※右利き
左スティックで移動、右スティックでカメラ操作。
R2で銃撃。
リロードは飛び出したマガジンを押し込む。体や壁に当てて押し込むことも可能です。お腹でリロードするのが楽です。
〇を押せば手動でマガジンを飛び出させます。
アップグレードしていれば×で武器変更。
L2長押しでテレキネシス。
ドラム缶や手榴弾は浅く押すことで爆発させずに持てます。アダプティブトリガーのおかげで浅い握りと深い握りのコントロールがしやすく、軽く持ってからのギュッが気持ちいいです。焦ると敵の投げてきた手榴弾をギュッとして爆発させちゃうのも面白い。
ゾーンクリア時のシナプス・パリティをL2で握って報酬入手。
L1orR1はつかむ。
壁をつかんで登れます。
聖武器像でアイテムを入手する時もつかむ。
カバーする場所をつかんでしゃがんだり頭を出したりもできます。
左手の手の平を見るとライフ、ディファイアンス、敵の数と位置がわかります。
ゲームシステム
敵を殲滅してポータルに入るとゾーンクリアです。
聖武器像を見つければ武器の入手ができます。
同じ武器でもティアに違いがあり、高ティアな武器への交換もできます。
敵を倒すとディファイアンスが入手できます。お金みたいなものです。
像を見つければ買い物ができます。
ポータルでは特殊なアップグレードを1つ入手できます。
ランダムで2種のアップグレードが提示され、1つを選択するシステムです。
これは恒久的なアップグレードではなく、その周のみの効果です。
敵を殲滅した時間の早さによって、シナプス・パリティという評価と報酬が得られます。
1周8ゾーン+1で全9ステージ、全クリアすると高難易度の2周目→3周目をプレイ可能です。
2周目と3周目はストーリーにも変化があり、最高難易度の3周目をクリアするとストーリークリアとなります。
恒久的な強化要素もあり、ちょっと強くなるとまたもう1周プレイしたくなります。
良かったところ
素晴らしいテレキネシスバトル
新感覚のテレキネシスを使ったバトルが非常に良いです。
チュートリアルでは微妙なシューターでガッカリゲーかもしれないと思ったのですが、テレキネシスの使い方を覚えてからは別ゲーになりました。まず敵をつかむめるスキルを最初に狙うべきですね。それで面白さも難易度も急激に変わります。
最初は難しいゲームかと思ったのですが、テレキネシスで敵をつかんで倒せるようになると急に楽になり、そのまま1周目クリアしました。8ゾーン+1ですから1周1時間程度です。
アイトラッキングエイムが完璧に近く、自分の目で見た敵や物を自分の左手のテレキネシスでつかむというアクションが直感的にできます。こんなアクションゲームは今までプレイしたことがなく、VRゲームに求めていた新しい刺激があります。
そして面白く、気持ちいいです。敵を壁や天井にガンガンぶつけて倒したり、ロープを手繰り寄せるように敵を空中で持ち直して近くに持ってきてから銃撃したり、手榴弾やドラム缶を持って敵に近づけてから握りつぶして爆発させたり、直感的に気持ちいいアクションができます。
操作精度が非常に高く、ストレスを感じにくいです。
強化システム
強化システムは豪快でサービスが良いです。
「啓示」という目標を達成するとスキルポイントが得られ、そのスキルポイントを使用して恒久的なアップグレードが得られます。
「啓示」はポンポンと達成できて、2時間程度のプレイでゲームバランスが崩壊するんじゃないかと思うくらいスキルポイントが入手できました。
アップグレードするとその力を試したくて再プレイしたくなりますから、何周もしたくなるローグライクゲームの歯車として噛み合っています。
強化が楽すぎるくらいの設定になっています。
苦しすぎるよりは良いですね。1回のランでスキルが1つも習得できないとかだと先が遠すぎてダレますからね。
啓示とトロフィーの連動
トロフィーの90%が啓示の内容と同じです。
アップグレードのために啓示を達成していくことでプラチナトロフィー獲得にも近づきます。
繰り返しプレイするローグライクゲームにおいて、啓示とトロフィーの連動がゲームプレイの目的として上手く機能しています。
そしてVRゲーム中はヘッドセットを被っていますから、攻略情報いらずでプラチナトロフィーが目指せるのは良い仕様です。
プラチナトロフィーも獲得しました。
トロフィー設定も易しめです。全ての「啓示」を達成する必要はありません。高難易度の「啓示」はトロフィー外になっております。
高難易度クリアをする必要もなく、1周目の難易度だけでプラチナトロフィー獲得を目指せるはずです。
高速ロード
エリア切り替えの待ち時間はほぼなく、ロード待ちのないゲームプレイを実現しています。
バグ・不具合なし
プラチナトロフィー獲得までバグ・不具合は一切ありませんでした。
気になったところ
敵の種類が少ない
敵の種類は4種類のみです。さすがに少なすぎますね。
何周もプレイするローグライクゲームで戦闘がメインのゲームですから、4種類の敵と戦うばかりでは飽きやすいです。
8ゾーン+1のステージ数だとか1モードしかないとか以前に、敵の種類が4種類なのが問題です。
日本語音声には未対応
日本語テキストには対応していますが、音声は英語です。
ストーリーが音声で語られるタイプのゲームですから、字幕を追うのはちょっと大変です。
まとめ
- グラフィック:★★★☆☆
悪くはありません。★3.5くらいで★4に近いです。
白黒がメインでごまかしが効いているところはあります。背景が白黒のおかげで、敵がハイライトされてわかりやすいですからテレキネシスが使いやすいのは良いですね。
中盤~終盤、霧のエフェクトで安っぽく見えてしまっているのはもったいないです。 - ストーリー:★★★☆☆
3周目でストーリーが完結するシステムは良いです。高難易度へのチャレンジだけでなく、ストーリーもあると周回プレイの楽しみが増します。
と言っても、熱くなったり驚いたり感動するようなものではありません。3周頑張ったわりには、あっさり味でした。 - 酔い度:★★★★★
自由に激しく動き回りますから酔いやすいとは思います。 - 総合:★★★★☆
テレキネシス+アイトラッキングを使った戦闘が最高でした!VRゲームは主観視点のシューターが多く、似たようなものばかりにも感じますが、『SYNAPS(シナプス)』の戦闘は唯一無二の魅力があり、新しい刺激のあった戦闘システムです。
自分の目で見た対象を、自分の手でつかむ、直感的であり、アクションの幅も広く、気持ち良く戦えました。操作精度の高さも驚愕です。
基本的には戦いまくるゲームですから、この戦闘の面白さ軸になっています。
簡単なゲームというわけではないですけど、意外と易しい難易度で良かったです。3周目まで一気にプレイできました。プレイヤーの防御力がけっこう高くて、撃たれまくってもすぐには死にませんね。気持ち良く戦えるゲームですから、難易度が高すぎると魅力が削がれたところ。
ただ、4種類の敵との戦闘だけでは飽きるのも早いでしょう。
この素晴らしい戦闘システムを生かして規模の大きなゲームを作ってほしいとも思います。
コメント
こんにちは
私も今やっていますが視線での疑似ロックオン感で久しぶりにゲームのシステム面で感動してます。
他プラットフォームでのマルチ開発の関係上難しいでしょうが今後もアイトラ活用したタイトルはどんどん出てほしいですね。
実に面白いゲームです!これこそローンチできてたらめちゃクソ話題なったろうに…!と思うくらい出来がいいですよね
ただなかなか難しくてクリアが遠い…!
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