2023年5月9日に北米ストアでリリースされた『Transformers Beyond Reality』($24.99)の概要と感想。
『Transformers Beyond Reality』とは
『トランスフォーマー』のVRレールガンシューティングです。
2022年9月1日にPSVR版がリリースされており、それがPSVR2版にアップグレードされました。
ゲームモード
アーケードモードとキャンペンーンモードがあります。
アーケードモードは未強化の状態で始まり、1ステージクリアする毎に強化したい項目を選べるシステム。延々とプレイしてハイスコアを目指すモードです。
キャンペンーンモードは全6ステージ、難易度は5種類。
1ステージは10~15分ほどで、ステージの最後はボスバトルがあります。
ステージ中にトランスフォーマーが登場する演出はテーマパーク体験っぽいです。
ステージクリア後にはコミック+音声でストーリーを見せます。
日本語には未対応です。英語かフランス語のみ。
強化システムがあり、ステージ中で入手したエネルギーを消費してメインウェポン、セカンダリーウェポン、ウルトラウェポン、最大ライフの強化が可能です。
操作方法
R2でメインウェポンの銃撃。
L2でセカンダリーウェポンの使用。
セカンダリーウェポンはシールド、ソード、ミニガンの3種。
右肩に手を持ってくるとメインウェポンとウルトラウェポンを切り替える。
ウルトラウェポンはビームとランチャーの2種。
ボタン操作は以上。
これに加えて回避動作があり、プレイヤー自身が動いて敵の攻撃を回避できます。
良かったところ
ステージ中の演出
レールガンシューティングをプレイ中に敵味方のトランスフォーマーが登場してバトルする演出はカッコいいです。特にステージ5と6は凝った演出でした。
迫力は十分とは言えないところはあります。対象が遠かったり、グラフィックが粗かったりして。でも低価格ゲームにしては演出面で頑張っていると思います。
『トランスフォーマー』のゲームですから、トランスフォーマーの活躍をしっかり描けているのは非常に良いです。
シンプルゲームでバランス良し
銃撃、シールド、回避のみのシンプルなVRレールガンシューティングで遊びやすかったです。
ボスバトルも狙うべき場所が赤枠で表示されますから、どこを撃てばいいのかわからないという事はありません。
最初は難しいと感じ、難易度ノーマルのステージ3と4では何度かゲームオーバーになりました。強化システムがあるので「強化してリトライしよう」という気持ちになり、難易度ノーマルで1周し、最高難易度でステージ5までクリアするほど遊びました。
気になったところ
R2連打は指が痛い
このゲームは自動連射ではなく銃撃ボタンを連打するゲームです。リロードもないのでひたすら連打です。
アダプティブトリガーで抵抗のあるR2連打は指が痛くなります。
アクセシビリティでトリガーエフェクトの強さをオフにするか、R2ボタンを〇・×・R1に割り当てるかをしないとプレイするのはキツいです。
単調なVRレールガンシューティング
ステージの道中は、ステージ1から6まで大差ない印象です。似たような敵が繰り返し出現して、ひたすら撃ちまくる。
単調さと指の痛さは苦痛であります。
初代PSVR版はレビューが4/10点という低評価1件のみでした。
Transformers Beyond Reality Review | TheSixthAxis
やはり「非常に反復的」「人差し指が非常に疲れる」と言われています。
イマイチなグラフィック
PSVR版からの強化をアピールしていましたけれど、PSVR2ゲームの中で最低レベルのグラフィックかと思います。
初期の『ノーマンズスカイ』っぽくて、アイトラッキング+フォビエートレンダリングが使われていないゲームのようです。
回避動作の当たり判定
非VRのレールガンシューティングと大きく違うのは、プレイヤー自身が動いて回避するところです。
ただ、当たり判定がわかりにくいと感じるところがあり、あまり気持ち良くないです。
プレイエリアの広さが必要なのでプレイ環境を選んでしまうのもデメリットです。
意外と大きく動くゲームですから、汗をかけます。
まとめ
- グラフィック:★★☆☆☆
グラフィックは粗いです。 - ストーリー:評価不能
カッコいい展開に見えましたが、英語がわからなくて評価不能。 - 酔い度:★★☆☆☆
単純な自動移動ですから酔いにくいのではないでしょうか。 - 総合:★★★☆☆
単調さを感じるVRレールガンシューティングでグラフィックも粗く、客観性を持てば★2かもしれませんが、個人的にVRレールガンシューティングが好きなので、それなりに楽しめました。
6ステージでボス6体、それなりに凝った演出もあって頑張りが感じられるゲームです。
シンプルな遊びやすさとか、しっかりトランスフォーマーが登場して盛り上げてくれる演出は良いですが、冷静にVRレールガンシューティングとして見るとチープさも感じるゲームですので「なんでもいいからVRレールガンシューティングで遊びたい」っていう気持ちがないと楽しみにくいかもしれません。
コメント