PS1『サルゲッチュ (Ape Escape)』のプラチナトロフィーを獲得

トロフィー

2022.05.29

香港PSストアの『サルゲッチュ (Ape Escape)』でプラチナトロフィーを獲得しました。

プラチナトロフィー条件

サルを100匹捕獲する。
全23ステージクリアまでに達成可能。足りなくてもクリア済ステージを再プレイすれば良いです。
スペクターコインを40枚発見する。
全60枚あるスペクターコインの40枚発見でOK。
ミズメカ、サルレーダー、パチンガー、ダッシュフープ、トビトンボ、メカヨンク、マジックパンチを入手する。
ガチャメカは全23ステージをクリアすれば全て入手できます。マジックパンチはクリア後に入手。
ミニゲーム「スキーキッズレーシング」「スペクターボクシング」「ギャラクシーモンキー」をプレイする。
スペクターコインをそれぞれ10枚・20枚・40枚集めると拠点の脇の部屋でプレイ可能。

手順は、

全23ステージをクリアする。
クリア後のデータでスペクターコインを40枚発見する。
拠点で3種類のミニゲームをプレイする

クリア後のデータで各ステージを再プレイ可能な仕様です。
ガチャメカも引き継いでいますから初回では入手できなかったスペクターコインも入手可能になっている。
ステージでスペクターコインを入手した後「だっしゅつ」で戻っても良いです。
クリア済ステージを再プレイできますから時限トロフィーはありません。

難しいトロフィーはなく、10時間程度でプラチナトロフィーを獲得できるかと思います。

巻き戻し機能が良い

『みんなのGOLF』の時と同様に、巻き戻し機能の便利さを実感した。『みんなのGOLF』の時は打ち直しできるのが公式チート級だという印象でしたが、『サルゲッチュ』ではテンポの良さが素晴らしいと感じた。昔のゲームをプレイするとテンポの悪さがまどろっこしいと感じることが多いです。アクションゲームでは死んだ時にリトライポイントがかなり前に戻ってしまったり。「同じ作業を最初からやり直し」みたいな事は多々ある。今のゲームみたいに親切ではありません。
巻き戻し機能でクイックにやり直せるからストレスを感じずテンポも良いです。

ロード&セーブも巻き戻し機能と同じくらいクイックです。
『サルゲッチュ』はメモリカードのチェック時間が長いですし、拠点のセーブポイントでしかセーブできない仕様です。でもロード&セーブ機能なら、いつでもどこでも瞬時にセーブできる。
起動時も本来ならメーカーロゴなどの表示を待たないといけないですが、ロゴが出た時点でロード&セーブ機能が使えますから、すぐにロードして瞬時にプレイアブルとなる。このテンポの良さもイイ。

やっぱりトロフィーは良い

『みんなのGOLF』の時も、

トロフィーがなかった時代のゲームでトロフィーが獲得できる不思議な喜び、クラシックゲームをプレイするのが楽しくなります。そして中途半端にかじるだけでなく、各目標とゴールがしっかり見えているので最後まで遊べます。プラチナトロフィーを獲得した時の満足感もある。

と書きましたけど、それを『サルゲッチュ』で再認識した。
トロフィーが丁度良いプレイの目標になっており、クリアして達成感を得られています。
そしてトロフィー設定が良さも評価するところ。面倒くさい作業はなく、60枚あるスペクターコインもトロフィーは40枚までで良いという上手い設定。これが60枚コンプリートだったら、攻略情報をなぞるだけの作業になります。40枚だからこそ、自力で楽しみながら達成できる。

PS1 Games

過去記事で「PSの新しいサブスクリプションサービスがゴミだった」「やはりこうなってしまったね…新しいPlayStation Plusのラインナップが公開されてガッカリ」と書いていた中で、

当時のままのゲームを本当にプレイしたいならオリジナルの入手は難しくない。今PS5で再びクリアするほどプレイするなら、PS2 Gamesのような「トロフィー」「アップレンダリング」「高速ロード」「フレームレート安定」「Share対応」がほしい。そういうのが未対応で100タイトル追加されるよりも、対応して5タイトル追加のほうが嬉しいです。

という部分を一番強く願っていて、実際に1440pにアップレンダリングされ、トロフィーに対応、SHAREに対応、巻き戻しとロード&セーブ機能に対応されたPS1 Gamesをプレイしてみて、良さを実感できた。フレームレートには不満が残りますけどね。
クラシックゲームをクリアまでプレイするきっかけになるほどの魅力がありました。

クラシックゲームの魅力

『サルゲッチュ』は初プレイだったのですが、これはプレイ済で思い入れがある人の方が楽しめる気がする。そこは悔しいところ。懐かしい場所に帰って、当時の事を思い出しながら、プラチナトロフィー獲得までプレイできる人が羨ましいところ。
今のゲームと昔のゲームの中身だけを比べたら、95対5で今のゲームの方が良いです。昔のゲームが勝っている部分は今のポリコレ汚染を受けていない点のみ。ゲームは30年の間で技術の進化が急激ですし、様々なアイデアも生まれて育ってきたし、市場規模も大きくなって金をかけられるようになったのだから当然です。
ただ、中身以外の部分で「思い入れ」となると、昔のゲームが圧勝。300億円で開発した最新のAAA級タイトルでも勝てないし、メタスコアでは評価できない部分でもある。SIEはそこをしっかり意識してクラシックゲームを展開してほしいものです。プレイステーションが育てた思い入れのあるゲームが多数あるのに、なぜかPAL版だったり、情報公開にヤル気が感じられなかったり、酷いアップグレード対応でいらぬ炎上をしたり、ジム・ライアン体制では雑に扱っている感があります。「それらのゲームははるか昔の遺物のように見えました。いまさらこんなゲームをプレイしたいと考える人はいないでしょう」という発言の言い訳をしましたけど、やっぱり中身は変わってない気がする。

クラシックゲームをプレイすると、今のゲームの凄さを再確認できるのも良いです。実写みたいなグラフィックは見慣れてしまっていて、どれも似たような感じにすら思えてきたところですが、クラシックゲームをプレイして比較して、25～30年かけた進化を感じると有難いものです。
定期的にクラシックゲームをプレイすると、今のゲームも楽しみやすくなるかなと思うし、クラシックゲームの中にあるアイデアの種を見るのもまた面白い。

日本でPlayStation Plus Premiumのサービス開始されたら『ワイルドアームズ』をやってみたい。