最高のVRボクシングゲーム『Creed: Rise to Glory – Championship Edition』

レビュー・感想

2023年4月4日(火)に配信された『Creed: Rise to Glory – Championship Edition』(5,280円/$39.99)の概要と感想。

Creed: Rise to Glory – Championship Edition – Announcement Teaser Trailer | PS VR2

『Creed: Rise to Glory – Championship Edition』とは?

『ロッキー』シリーズを継承したボクシング映画『CREED(クリード)』のVRボクシングゲームです。

『Championship Edition』では、『CREED III』に基づいた新たなストーリー、キャラクター、コスチューム、ロケーションが追加されています。

ハードウェア進化の恩恵も受けており、4K/HDR対応、フォビエートレンダリング、110度の視野による映像品質の向上。
高度なコントローラートラッキング、PSVR2 Senseコントローラーとヘッドセットのインパクトハプティクス。
PS5のTempest 3Dオーディオ対応、ロードも高速。

モード
  • 戦歴(ストーリー)
    2つのストーリーモード
    「栄光への道」「伝説」
  • フリープレイ
    スパーリングやジムでのトレーニング
  • PVP
    オンライン対戦

プラチナトロフィーも狙いやすいゲームですから、トロフィーチャレンジも楽しくプレイできます。

良かったところ

日本語対応

PSVR版は日本語未対応でしたが、PSVR2版『Creed: Rise to Glory – Championship Edition』は日本語テキストに対応しています。字幕も読みやすいです。

力の入った追加ストーリー

『Championship Edition』で追加されたストーリー「伝説」。
無印版からある「栄光への道」よりもちょっとだけボリュームがあり、趣向も凝らされています。安っぽいオマケではなく、無印版のストーリーをちょっとだけ超えてくるのは好印象です。

操作性の向上

PSVR版にはなかった左スティックでの移動と右スティックでのカメラ操作に対応しており、足を使ったボクシングがやりやすくなりました。より本物のボクシングっぽい戦い方ができます。

ルームスケール(2m x 2m)にも対応していますが、左スティックで移動できますからスタンディング(1m x 1m)で問題なくプレイできます。動き回る必要はないゲームです。

注意点もあり、1点の的を両手で交互にパンチする時に、コントローラー同士が接触してしまう可能性があります。可能性があるというか、私は1回だけ右手で左手の指を叩きました。

グラフィック

フォビエートレンダリングに対応しており、ジャギを感じにくくシャープな画です。
特別素晴らしいわけではありませんが、PSVR版より大幅にパワーアップした印象で不満はありません。

最高級のVRボクシングゲーム

映画的なストーリーと演出も良いですが、単純にVRボクシングゲームとして楽しいです。ゲーム的な操作ではなく、ボクシングシミュレーターと言えるような、実際のボクシングに近い動きで戦えます。
フォトリアルではありませんが、グラフィックは良くて相手選手の存在感があります。対峙すると怖いくらいの存在感ですから、筋肉ムキムキの恐そうな相手選手を自分のパンチで沈める快感はタマランです。グラフィックの向上がゲームの面白さに直結しているとも感じます。

普通にボクシングする感じで戦えますが、トドメの演出や敵の大振りを避けた時のスロー演出などゲームっぽい味付けもあります。
ボクシングとしてクリンチがないのはリアルではないですね。

フィットネスゲームとしても良い

めちゃくちゃ汗をかけて運動になるゲームです。

ボクシングだけでなく9種のジムトレーニングメニューもあります。

消費カロリーを設定してスパーリングするモードもあり、フィットネスゲームとしても良いです。

気になったところ

シンプルで短いストーリーモード

ストーリーは2種ありますが、どちらも50分以内でクリアできます。
難易度は3種類ありますから、高難易度へのチャレンジは簡単ではないです。

基本的にはトレーニング→試合→トレーニング→試合→…というシンプルな進行システムです。
トレーナー以外のキャラクターはメッセージのみで事情が語られます。

映画のゲーム化ですから、もっと良いVRストーリー体験をしたかった気持ちはあります。

不自然さは残る

近接戦闘のゲームは「打撃の感触」「すり抜け」「引っ掛かり」などの問題があります。
そこはどうしようもない部分でもあり、このゲームでもゲーム内の手が相手に引っ掛かって現実の自分の手とズレたりする事はあります。

疲れすぎる

めちゃくちゃ汗をかけて運動になるゲームですから、汗をかきたくない人にはオススメできません。

適正価格だが円安

5,280円という価格はドル円の相場通りです。リリース時に$1=132円でしたから、$39.99×132円=5,279円、ほぼピッタリ。

適正価格ですが円安の重さは感じます。
無印版がリリースされた時は$1=108円でしたから、$39.99×108円=4,318円。実際、PSVR版『Creed: Rise to Glory』は4,212円で販売されています。

ゲームにおいて4,212円と5,280円の印象の差は大きいですね。円高傾向になることを祈るのみです。

私は6,380円のDeluxe版を購入しました。
でも衣装の追加だけですし、衣装の魅力が出るゲームだとは思えませんから、あまり意味がなかったです。

最高のボクシングゲーム

PSVR版で非常に好きだったゲームがPSVR2版で大幅にパワーアップしましたから大満足です。しかも日本語対応ですから、新鮮な気持ちでストーリーをプレイできました。追加のストーリーも力が入っていて良かったです。

ボクシング映画『CREED(クリード)』を題材にしたゲームですが、版権物にありがちなクソゲーではまったくなく、VRボクシングゲームとして面白いのが素晴らしい。PSVR版の時は映画要素はほとんど意識せず、ボクシングゲームとして楽しんでいました。今回は日本語字幕がありますから、ストーリーも楽しめました。
Prime Videoで『クリード チャンプを継ぐ男』『クリード 炎の宿敵』が視聴できますから、シネマティックモードで鑑賞すれば映画もゲームもより楽しめるかと思います。
『CREED III(クリード 過去の逆襲)』は日本で5月26日公開とのことです。
ちなみに那須川天心選手のボクシングデビュー戦が4月8日にPrime Videoで独占配信です。ボクシング熱が高まるのではないでしょうか。

『LES MILLS BODYCOMBAT』+『Creed: Rise to Glory – Championship Edition』でボクサーとして強くなれそうです。

コメント

  1. 匿名 より:

    面白そう
    ゴーグルの中やばそうだけど買ってみようかな

    • 匿名 より:

      体を動かすぶん熱気もヤバいので、空調が効いたところでやるのが良いですよ
      2、3試合やったら肩で息をするくらいつかれましたw
      やっぱこういうのを待っていたんすよね。

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